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■ TIPS 0060:プロジェクトの整理について

■ひさしぶりにTIPSの更新です。しかし、この期に及んですごく基本的な内容で申し訳ありませんｗ。でも、これはたぶん知ってる人は初心者でも知ってるけど、意外にお粗末にしてる人も…いないかなあ…。ねえ？わたしだけ？

■XSIはプロジェクトフォルダなんてご大層なものがあって、すごく複雑な感じがします。が、基本はシーンファイルを中心に取り扱います。

いろいろデータを作っていると、シーンを新しいプロジェクトフォルダに移したい場合があります。ほとんどの情報はシーンファイルに入ってるのですが、テクスチャーなんかは、プロジェクトファイルから参照しているので、すべてを移すにはある手順をふまないといけません。

～シーンのデータを新しいプロジェクトに移す手順～

１．新規プロジェクト作成

２．シーンファイルを新規プロジェクトに保存

※この時点では外部ファイルであるテクスチャーなどは新規プロジェクトに保存されない

３．ファイル　＞　外部ファイル　＞　アクション　＞　ファイルをプロジェクトにコピー

これで、テクスチャーなどシーンに含まれるデータが新しいプロジェクトに移動します。

■実は、このやり方が良く分かってなくて、ずっと同じプロジェクトを使ってましたｗ
さすがにプロジェクトが３０ギガとかになってきたのでやばいかなあと思い整理を考えたのですが、新しいプロジェクトにシーンを保存してもプロジェクトの他のフォルダは全部からっぽなんですよね。（このとき初めて事態に気がつきましたｗ）

■同じプロジェクトを使い続けているとかなり肥大化してバックアップなんかでも不便です。
それに、時系列でバージョンを上げながらデータを進化させているので、刻々とデータは変化を遂げており、過去のバージョンはすべて別のものとして保存しておきたいのです。

わたしの場合、毎日の構築という概念で、ブログにもつけている数字と連動して必ず1日1バージョン上げています。ゲーム会社で仕事をしてた頃は、この毎日の構築がまさにプロジェクトのすべての中心であり、プロジェクトの心臓の鼓動の様なものでした。

この毎日の構築やバージョン管理の考えはシステム開発では非常に普通の考えです。Window95の開発も毎日の構築でバージョンをアップしていたそうで、リリース時のバージョンは950だったそうですｗ。バージョンを見ただけで何日作業したか分かるのも利点です。

■すごく古いバージョンから再利用することはめったにないでしょうが、それでも各作業のバージョンを保存しておく事は、経験上とても大切です。最新バージョンですべてのデータを持ち続けているとは限らないからです。逆に全部もってバージョンをすすめていたら、恐ろしく肥大化してします。あのときには、あのシーンは使ってたな…。といったファイルは、時系列のバージョンから探せば、最新版がいつの時点かすぐに分かります。また、ファイルを分けるだけでなく、別途バージョンを管理するための情報をテキストでログとして保存しておく事も大切です。私は、まさにMARSUN XSI TIPSのブログの成果物報告がそのログにあたります。（ゲーム会社に居た頃は、WIKIを使ってました。）

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